100%高発泡ウレタンの長所・短所
発泡ウレタンについて
発泡ウレタンとは、ウレタン樹脂にフロンガス等の発泡剤を加えて発砲させた断熱材のことです。
発泡ウレタンには、二種類あります。
一つは、発泡スチロールのように軟質のものです。
もう一つは、プラスチックくらいの硬さになる硬質のものです。
一般的に、住宅・建設業界で断熱材として使用するのは、
硬質の発泡ウレタンです。
発泡ウレタンには、工場で生産される板状のものと、
建設現場で発泡される現場発泡があります。
しかし、発泡ウレタンはフロンガスが禁止されると使用も減少しましたが、
最近、フロンガスを使わないものが開発され再び注目されています。
100%高発泡ウレタンは、70倍~100倍発泡のウレタンのことを指します。
100%高発泡ウレタンの長所・短所
100%高発泡ウレタンは、断熱内部に包み込まれる空気が99%です。 スプレー施工した瞬間に、セルを形成する樹脂が高倍率で発泡・硬化し、 空気を内側に包み込みます。
100%高発泡ウレタンは、断熱性に富み、
気密性も高いという長所があります。
現在では人気のある断熱材の一つになっています。
しかし、燃えるという短所があります。
ロックウールは、700度まで形状を維持できるだけの耐熱性能があります。
グラスウールでも、400度まで耐えることができます。
この点は、日本で一般的なロックウールや
グラスウールより劣ります。